初心者におすすめのアコギ弦5選!ギター講師歴20年の筆者が解説

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一口にアコギ弦と申しましても、今ではホントにたくさんの種類の弦が流通しており、選ぶのに経験者ですら戸惑うほどです。

そんなたくさんの弦の中から、初心者の皆さんにも手軽に選んでいただけるように、『おすすめのアコギ弦5選』に絞って解説していきます。

しかし、これらの商品を紹介する前に、自分に合った弦選びをするためには、アコギ弦の基本的な知識が必要ですので、まずは、アコギ弦の『素材・太さ』といった選ぶときのポイントから見ていきましょう!

アコギ弦の選び方

アコギ弦を選んでいく上で、以下の2つのポイントが重要となります。

  1. 弦の素材の違い
  2. 弦の太さの違い

上記のような違いがあるにもかかわらず、店頭に並んでいるアコギ弦のパッケージはどれも酷似しており、同じように見えてしまいます。

特に初心者の方は、メーカーの違いは判断できても、素材・太さに違いがあることには気付かずに購入してしまうケースが非常に多いのです。

これでは自分に合った弦を選ぶことはできません。

これを防ぐためにも、この2つのポイントを、しっかりと身に付けていきましょう!

また、筆者がおすすめする弦メーカーも最後にプラスしてお伝えします!

弦の素材から選ぶ

まず1つ目のポイント、アコギ弦の素材は、主に以下の3種類に分けられます。

  1. ブロンズ弦
  2. フォスファーブロンズ弦
  3. コーティング弦

それでは、それぞれの素材について、見ていきましょう!

ブロンズ弦

ブロンズ弦は、昔ながらのアコギ弦の定番で、正式名称は80/20ブロンズ弦です。

特徴は以下のようになります。

  • 銅80%・スズ20%で構成される合金を使用
  • 黄色っぽい色が特徴
  • 安価であり、弦の寿命は短い
  • 低音寄りの落ち着いたサウンド

ブロンズ弦は、この3種類の弦の中では最も安価で、弦自体の個性を出すというよりは、ギター自体の個性を生かす、癖のない落ち着いた音色が特徴です。

弦の寿命は短く、およそ半月〜1ヶ月に1回ペースでの交換が必要となるものの、昔ながらのアコギサウンドを求める方にはおすすめです!

フォスファーブロンズ弦

フォスファーブロンズ弦は、1974年に発売され、現在最も需要の高い弦です。

特徴は以下のようになります。

  • 銅92%・スズ7%・リン1%で構成される合金を使用
  • 赤みがかった赤銅色が特徴
  • ブロンズ弦よりやや高価、寿命も少し長い
  • 高音寄りのきらびやかなサウンド

フォスファーブロンズ弦は、少量のリンが加えられておりブロンズ弦に比べ耐久性が上がっているため、少しだけ高価です。

音質面では、合金の成分・割合が異なっていることもあり、ブロンズ弦よりも高音寄りのきらびやかなサウンドとなります。

前面に出る存在感のある音色が欲しい方にはおすすめの弦となります!

コーティング弦

コーティング弦は、ブロンズ弦、またはフォスファーブロンズ弦にコーティングを施した弦です。

特徴は以下のようになります。

  • フィンガリングノイズが少なく、滑りが良い
  • 通常の弦に比べ、約2~3倍高価
  • 特殊なコーティング技術により、通常の弦より約2~3倍長持ち
  • 通常の弦に比べ、音抜けが悪く感じる

コーティング弦は、弦全体に薄い膜でコーティングを施しており、この被膜が汗や湿気から弦を守ってくれます。

このため、通常の弦に比べ耐久性が高く、寿命は約2~3倍となりますので、ひんぱんな弦交換がめんどうな方にとってはピッタリです。

音質的には、一昔前はこもった感じがして個人的に好きではありませんでしたが、最近ではコーティング技術も格段に向上し、この問題もかなり解消されています。

ということから、コーティング弦ならではのウォームで柔らかい音が好みの方や、弦の寿命を重視する方にとってはおすすめの弦となります!

弦の太さから選ぶ

次に2つ目のポイント、アコギ弦の太さは、主に以下の4種類に分けられます。

  1. Extra Light gauge(エキストラライトゲージ)
  2. Custom Light gauge(カスタムライトゲージ)
  3. Light gauge(ライトゲージ)
  4. Medium gauge(ミディアムゲージ)

上記1〜4の順に、少しずつ弦が太くなっていきますが、価格はほぼ同じです。

では、それぞれの太さについて、見ていきましょう!

エキストラライトゲージ

エキストラライトゲージは、この4種類の中で最も弦が細い=柔らかいため、手が痛くてバレーコードが押さえられないなどの悩みを持つ方に最適な、初心者向けのゲージです。

各弦の太さは以下のとおりです。

 1弦2弦3弦4弦5弦6弦
太さ(インチ).010.014.023.030.039.047

弦が細いため、音圧やパワーはありませんが、繊細なサウンドが好みの方にはおすすめです!

カスタムライトゲージ

カスタムライトゲージは、エキストラライトゲージと、後述するライトゲージの中間的な位置づけであり、脱初心者の方などに好まれるゲージです。

各弦の太さは以下のとおりです。

 1弦2弦3弦4弦5弦6弦
太さ(インチ).011.015.022.032.042.052

ライトゲージの音圧やパワーとエキストラライトゲージの押さえやすさ両立したい方、または、ライトゲージに挑戦したいがワンクッションおきたい方におすすめです!

ライトゲージ

ライトゲージは、『これぞ標準!』といった、アコギ弦の定番の太さとなります。

高〜低音弦の鳴りのバランスも良く、音圧やパワーも適度にあり、どのようなジャンルにも幅広く対応できる最もおすすめしたいゲージです!

各弦の太さは以下のとおりです。

 1弦2弦3弦4弦5弦6弦
太さ(インチ).012.016.024.032.042.053

プロアマ問わず、ライトゲージを使用する方がほとんどです!

今はまだ「エキストラライトゲージじゃないと押さえるのが難しい」という方も、いずれは『ライトゲージ攻略』を目指して頑張りましょう!

ミディアムゲージ

ミディアムゲージは、ライトゲージよりも低音の効いた、音量の大きいパワフルなサウンドが魅力で、ピックでジャカジャカかき鳴らすときの音圧・迫力が売りです!

各弦の太さは以下のとおりです。

 1弦2弦3弦4弦5弦6弦
太さ(インチ).013.017.026.035.045.056

弦が太いため、かなりテンションがキツく、ギターに慣れた方でも長時間の演奏は大変です。

また、ネックへの負担も大きく、メンテナンスも必要になってくるため、ミディアムゲージの音にこだわりのある玄人向けのゲージとなります。

ちなみに、更に弦の太いヘビーゲージも存在しますが、よほどのツワモノでない限り手を出さない方が無難です

アコギ弦のおすすめメーカー

ギター歴35年の私は、今まで数多くのアコギ弦のメーカーを試してきました。

使用した有名メーカーは、ダダリオ(D’Addario)・マーチン(Martin)・エリクサー(Elixir)などなどです。

そして最終的に落ち着き、今現在20年以上使い続けているメーカーはといいますと、、、

それは『ダダリオ(D’Addario)』です!

前述したメーカーそれぞれに良い面がありますが、『ダダリオ(D’Addario)』はお手頃価格でありながら『音質・弾きやすさ・寿命』など、どれをとっても水準が高く、品質も安定しています。

特に初心者の方には弦の基準』としておすすめしたいメーカーです!

弦の寿命について

弦の寿命は、主に下記の3つの要素によって左右されます。

  1. 弦の素材
  2. 弦の太さ
  3. ギターを弾く頻度

それでは、それぞれの側面から弦の寿命を考察していきます。

そして、この3つの要素を総合して考え、自分の弦の交換時期を決めていきましょう!

弦の素材から見た寿命

まずは、最も影響度の高い『弦の素材』から寿命の違いを見てみましょう。

弦の素材弦の寿命
ブロンズ弦2週間〜1ヶ月
フォスファーブロンズ弦1ヶ月前後
コーティング弦2〜3ヶ月

上記表のように、圧倒的にコーティング弦の寿命が長いです!

最近コーティング弦のユーザーが増えているのも納得の結果です。

弦の太さから見た寿命

次に、『弦の太さ』から見た寿命の違いを見てみましょう。

ここでは、判りやすいようにそれぞれのゲージの1弦で説明します。

ゲージ名1弦の太さ(インチ)弦の寿命(倍)
エキストラライト.0101
カスタムライト.0111.1
ライト.0121.2
ミディアム.0131.3

上記表のように『エキストラライト』『ミディアム』では太さに1.3倍の違いがあります。

そして弦が太くなるほど、手汗などによる弦全体の腐食の割合が低くなり、そのため交換が必要になるまでの期間が長くなります。

単純に弦の寿命が太さに比例すると考えると『エキストラライト』に比べ、『ミディアム』の方が1.3倍長持ちとなります。

これは私が今まで、いろんな太さのゲージを使ってみて体感したことを表にしたものです。

見落とされがちな要素ですが、意外と弦の太さでも寿命は違ってくるものです!

ギターを弾く頻度から見た寿命

最後にギターを弾く頻度から見た弦の寿命です。

当然、長時間ギターを弾けば弾くほど、弦は消耗していきます。

私が昔、1日に12時間くらいギターを練習していた時は、1日のうちに何回も弦を切ってしまい、その度に張り替えていた記憶があります。

それはさておき、とにかく弾く時間に比例して弦は消耗すると覚えておきましょう!

おすすめのアコギ弦5選はコレ!

アコギ弦の選び方・寿命について、基本が身についたところで、いよいよ『おすすめのアコギ弦5選』の紹介です。

特に初心者の方にとって、基準となる商品ばかりですので、迷った時はこの中から選べば間違いなしです!

D’Addario / EJ11 80/20 Bronze Wound Light

ダダリオは、アコギ弦に初めて80/20ブロンズを採用したメーカーとして有名です。

その代表格のD’Addario / EJ11は、アコギ弦の定番中の定番と言っても過言ではありません。

この弦を基準として、物足りない部分があれば、他の弦を試してみるといったスタンスが良いでしょう。

価格もお手頃ですし、弦の太さは標準のライトゲージですので、アコギ弦の基準を知るにはうってつけの商品です!

D’Addario / EJ16 Phosphor Bronze Wound Light

ブロンズ弦はダダリオが先駆者でしたが、実はフォスファーブロンズ弦の開発もダダリオが世界初です!

このD’Addario / EJ16は、前述したEJ11に比べ、きらびやかで前面に出る存在感のあるが特徴で、これぞフォスファーブロンズ弦の基本といえる商品です。

合金の割合も違い、弦の寿命も少し長くなることから、価格面ではEJ11よりも100〜200円高くなります。

EJ11を使ってみて、もう少し音の存在感が欲しいと思った方はこちらのD’Addario / EJ16をおすすめします!

D’Addario / EJ15 Phosphor Bronze Wound Extra Light

「Fコードは初心者にとって最大の壁!」などといわれますが、とにかく最初は手が痛くてまともに弦を押さえることができません。

そんな時は、このエキストラライトゲージのD’Addario / EJ15があなたの味方になってくれます!

前述したライトゲージのEJ16に比べ、それぞれの弦が10%前後、細くなっていますので格段に押さえやすくなります。

その分、音圧やパワーは損なわれ、細い繊細な音色になりますが、このサウンドが好みの方には一石二鳥です!

とはいえ、アコギ弦基準のライトゲージを弾きこなすのはギタリストとして大事な基礎項目ですので、徐々にサイズアップを目指し、選べる弦のタイプを広げていきましょう!

D’Addario / EJ26 Phosphor Bronze Wound Custom Light

D’Addario / EJ26は、弦の太さが、前述したEJ16・EJ15の中間的な位置付けの商品です。

「エキストラライトゲージは弾きこなせるようになったが、ライトゲージはまだキツい」などの方に、段階的にステップアップできるため、効率の良い練習ができます。

音質的にも、バランスの良いライトゲージと、繊細な音色のエキストラライトゲージの中間で、カスタムライトゲージにしか出せないサウンドが好みの方にもおすすめです!

ELIXIR / NANOWEB Phosphor Bronze Light

最後に紹介するのは、コーティング弦の元祖、エリクサーの商品です。

私が初めてコーティング弦を使用したのは20年くらい前の話になります。

その時の正直な感想は「なにこれ?こんなのギターの弦じゃない!」と思うくらい、音質・感触共に違和感のあるものでした。

それ以来、私自身のギターには使用しておりませんが、レッスン等で備品のギターに張られてあるコーティング弦を使うことがあります。

最近の感想はといいますと、昔とは比べ物にならないくらい品質は向上し、音質・感触共にほとんど違和感がなく、「これで寿命が3倍になるなら、自信を持って生徒さんにもおすすめできる」と思えるようになりました。

ということで、前置きが長くなりましたが、ELIXIR / NANOWEB Phosphor Bronze Lightの紹介です。

価格は通常の弦の2〜3倍となっておりますが、最大の魅力はなんといっても長持ちで通常の弦の3倍の寿命を誇る』これにつきます!

価格が23倍で寿命も3倍ならランニングコストはそこまで大きく変わりませんが、張り替えの手間と時間を減らせるためとても効率的です。

そして、ノンコーティング弦のようなブライトで迫力のあるサウンドとフィンガーノイズも程よく抑えられているのが特徴です。

張り替え直後の音質が、長期間維持できることから、プロアマ問わず大絶賛されており、現在では愛用者もダダリオを追い抜く勢いで増え続けています!

まずはおすすめ5選から、自分に合った弦を探そう!

最後にアコギ弦を選ぶ際の優先順位を下にまとめていきます。

  1. まずはダダリオのブロンズ弦・フォスファーブロンズ弦を選択
  2. 弦の太さはライトゲージを選択
  3. 押さえづらい時は、カスタムライトゲージに移行
  4. それでも押さえづらい時は、エキストラライトゲージに移行
  5. ライトゲージが弾ける基礎体力を身に付ける(これは練習しかない!)
  6. 余裕があればコーティング弦も試してみる
  7. 全てを体感し、音質・使用感など好みの弦に移行

以上となります。

上記、1〜6までの項目をくりかえし試していけば、弦選びに対応する力は必ず身に付いてきます。

項目7までくれば、あとは自分の好みの弦を見つけ使っていくだけです。

これを実行するには、おすすめ5選を体感していくのが、最も効率の良い方法です!

皆さんもこれを参考に、自分にとっての理想のアコギ弦を見つけましょう!

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