『ギターを始めたけど、全然上手くならないや……もうやめようかな?』と思っているそこのあなた!!諦めるのはまだ早すぎます。
なぜかというと、『ちょっとしたこと』を意識するだけで劇的にギターが弾きやすくなるからです。
そういった方のために、ギターが秒速で上手くなる目からウロコの驚愕事実をお伝えします!
「えっっ!そんなことで上手くなれるの?」と思われるかもですが、冷静に考えれば実は当たり前のことなのです。
こんなに当たり前のことなのに、スルーして弾き続ける人の如何に多いことか……
今回はこれまでギター講師として20年間、レッスンでいろんなタイプの方に教えてきた内容・ノウハウを、惜しみなく公開していきます!
アコギもエレキも構え方1つですべてが変わる!
では、どうすればギターが上手くなるのか?
ズバリ結論から申しますと、それは安定したギターの構え方をマスターすることです!
これは、アコギもエレキも同じことがいえ、基本的な構え方はどちらも共通です。
正直、これができていなくてギターを弾きこなす人を、今まで一度も見たことがありません。
初めてギターに触れる人の多くが、適当にギターを構えて弾き始めてしまうので、思うように上達しないのです。
超初心者がぶち当たる数々の壁
超初心者の方から、1番多くいただくギターを弾いてみてのマイナスの感想は、ただ漠然と「弾ける気がしない」とか「もっと簡単に弾けると思った」などの声です。
多くの方は、『適当に練習しても上手くならない』ために、面倒くさくなったりで思考停止し、ギターをあきらめてしまうのです。
上達するためには、何事においてもそこで冷静になり、問題点を見つけ深掘りしていくことが大切です。
ギターも例外ではありません。
早速、超初心者の方がぶち当たる数々の壁の、奥に潜む本質を見ていきましょう!
- 弾くときに物凄く力が入っている
- 押弦しなければいけないところを押さえていない
- 押弦してはいけないところを押さえたり、触っている
- 弾かなければいけない弦を弾いていない
- 弾いてはいけない弦を弾いている
当たり前といえば当たり前ですが、主に上記のようなことが起きていて思うような音を出せず、難しいと感じているようです。
1〜3のようになる方は、左手に問題があり、Fコードのようなバレーコードは到底弾けません。
また、1・4・5のようになる方は、右手に問題があり、狙った弦を捉えることができずキレイに音を鳴らせません。
もちろんこのように、右手・左手にも問題があることは間違いではありませんが、実は根本的な原因ではないのです!
これらの壁の解決策の根本は『安定したギターの構え方』
これらのことをさらに掘り下げると、右手・左手よりも、もっとシンプルな問題があることが見えてきます。
- 必要以上に力が入るのは、ギターに効率良く力を伝えられていないから
- 狙った弦を押さえられない・弾けないのは、ギターの位置が安定していないから
- 上記1・2の原因は『ギター本体を自分の身体に上手くホールドできていないから』
そうです!これらの問題は、安定したギターの構え方ができていないことが根本的な原因なのです。
一見、上手く弾けない右手・左手のせいにしてしまいがちですが、意外や意外、その答えはもっとシンプルなものだったのです!
では、どうすれば『安定したギターの構え方』をマスターできるのでしょうか?
安定したギターの構え方とは?
それでは、理想的な構え方を目指すべく、一緒に考えていきましょう!
『不安定な構え方』と『安定した構え方』を比べてみよう
まずは、どのような構え方が『安定した構え方』なのかを理解することから始めましょう!
ここがブレていると、上手くいくものも上手くいきません。
下の画像は『不安定な構え方』と『安定した構え方』を比べたものです。
では早速、以下の5つのケースを見ていきましょう!
ケース①
不安定①の画像は、ギターボディーのくぼみが右足の付け根から離れており、しっかりと固定できていません。
この状態ですと、ヘッドも自然と下がってしまい、とても弾きにくい状態になってしまいます。
安定①の画像のように、ギターボディーのくぼみを右足の付け根に密着させ、右腕でギターボディーを上からしっかりとホールドしましょう。
また、ヘッドの位置も『水平』あるいは『水平より少し上』になるように調整しましょう。
ケース②
不安定②の画像は、胸板に対してギターがほぼ平行です。
この構え方ですと、左手の位置を指板にそえるとき肘を後ろに下げなければならず、左腕が窮屈で弾きにくいです。
また、右腕もギターボディーから遠く、ホールドしにくくなってしまいます。
安定②の画像のように、胸板に対して40度前後角度をつけて構えることで、ギター本体を安定させることができます。
ケース③
ケース③の画像は共に、ケース②の画像を別の角度から見たものです。
不安定③の画像は、胸板に対してギターを平行に構えているため、ギターボディーが脇腹から大きく離れてしまっています。
胸板に対して40度前後角度をつけて構えると、自然と脇腹にギターボディーが近づいてきます。
このようにすれば、右腕でギターボディーの上からホールドしやすくなり、結果的に安定した構え方となります。
ケース④
これもよくあるケースですね。
不安定④の画像は、ギターの指板が上を向いてしまっています。
一見すると、指板が視界に入りやすく弾きやすそうですが、実はギター全体を上手く身体に固定できません。
安定④の画像のように、床に対してできるだけ垂直に構えるようにしましょう。
ケース⑤
不安定⑤の画像は、左手でギターネックを支えてしまっていて、これもNGです!
「えっっ!左手は指板を押さえていくんだから、ネックを支えるのは当たり前じゃないの?」という声が聞こえてきそうですね。
しかし、実はここに大きな落とし穴があります。
このように、ネックの下から手のひらでネックを支えるクセがあるということは、左手の力を借りないとヘッドが下がってしまうということを意味しています。
ようするに、『ヘッドを支える仕事を左手が担当する』=『左手の運指が妨げられる』ということです。
また下から支えることで、無意識に1弦を触ってしまい、キレイに音が出せなくなる原因にもなります。
左手はできるだけフリーにしておき、運指が自由自在になることが理想です。
安定⑤の画像のように、左手は使わなくてもキレイにギターを構えられるようにしておきましょう。
不安定な要素を排除!必要ならアイテムも
次に、自分のギターの構え方の中に、前節で解説した『不安定な要素』がないかを確認していきます。
該当するものがあれば、どんどん改善していきましょう!
基本的には、前節で解説した『5つのケース』を改善することで、安定した構え方ができるようになります。
それでも、「今ひとつしっくりこないな……」という方は、以下の2つのアイテムを試してみましょう!
足台を使ってみる
上の画像①は、足台を使用せずに構えたものです。
足台を使用した画像②と比較すると、膝の高さが低いことがわかりますね。
膝が足の付け根よりも低くなると、ギターが膝の方向に滑りやすくなり、ギターが安定しないと感じる方もいます。
もし普通に構えて、違和感を感じるときは、足台を使い膝の高さを調整してみましょう!
特にアコギを使用する方は座って演奏する場面も多く、足台があると重宝します!
ストラップを使ってみる
座って弾く時でも、ストラップを使用した方が安定するのであれば、積極的に利用しましょう。
特にエレキギターの場合、立ってギターを構える場面も多くなってきます。
普段の練習で座って演奏する時でも、ストラップの感触に慣れておいた方が、スタンディングに移行する時の違和感が少ないです。
使用するかしないかは、自分の演奏スタイルに合わせ、よりベターな方をチョイスしていきましょう!
最初は、合成樹脂製のストラップが安価で使用しやすいです。
以下のような商品がおすすめです!
スタンディングでギターを構えるときの注意点
また、スタンディングでギターを構えるときは、座ったときの安定した構え方をそのまま崩さないようにストラップで固定するのが基本です。
せっかく座ったときに安定していても、立って構えたときに高さ・角度が大きく変わってしまっては意味がありません。
ビジュアルを重視する方は、スタンディングしたときの見た目も大事だと思いますが、安定した構え方が崩れてしまわないように注意しましょう!
『力がないから弦を押さえられない』は大ウソ!!
いかにも腕力のなさそうな小さなお子さんや女性の方が、サラッとギターを弾いてる場面を見て、「どうしらそんなに弾けるの??」と思うことも多いですよね。
しかしそういう方は、決して腕力があるわけではなく、効率よくギターに力を伝える術を習得しているから弾けるのです。
実際、ギターを弾くのにそんなに力はいりません!
それに、握力で弦を押さえようとすればするほど、人間の指は曲がってしまうようにできています。
そのようなやり方では、Fコードのようなバレーコードをマスターすることは到底無理です。
いかに力を使わず、ギターを操る事ができるか……
これにフォーカスして得られた答えは『安定したギターの構え方をマスターすること』だったのです!
安定したギターの構え方をマスターしよう!
今回は、ギター超初心者の方が最初に行うこと、ギターの構え方について解説してきました。
自分でできていると思っていても、意外と不完全な部分もあったのではないでしょうか?
もしも、「自分はここができてないな…」と思う箇所があれば、放置せずにできるだけ早めに改善しましょう!
ギターの構え方は、ギタープレイの全てに影響してきます。
秒速でギターを上達させるためには、まずは『安定したギターの構え方』のマスター!これが必須です!
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